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2016年10月 2日 (日)

夏も終わった

すっかり涼しくなって秋の訪れを感じる今日この頃ですが

今年の夏の水温を振り返ってみると

Thermo160801__1

↑これが今年の8月1日から8月31日までの外気温と太陽光ブリードタンクの水温とクーラーの設定温度のグラフですが、こうして見ると、今年は実際の外気温(百葉箱の中の温度じゃなくて)が40℃を超えた日が一度も無かった事になるし、どちらかと言えば涼しかった夏になるのかな?。

でも、この中から、1日の温度変化が一番大きかった8月23日のグラフを見ると

Thermo160823

↑この日の最高水温は31.3℃、最低水温は25.8℃。

8月の平均で見ると、最高水温が29.5℃、最低水温が26℃あたりになるかな?

太陽光ブリードタンクの水の循環量を減らしてるせいか、メインタンクよりもかなり高い(笑)

そして、1日の温度差は5.5℃あたりになる。

面白い事に、この高温と温度差の中でも太陽光ブリードタンクのサンゴは元気に育っている。

逆に温度変化が少し小さくなるメインタンクのサンゴは調子が良くない。(これは温度のせいじゃ無さそうだけど)


こうして、自分でプログラムしたサーモスタットでわざと大きな温度変化をつけるようになったのが2010年の夏なので、今年で7回目の夏になる。

元々、この温度変化をつけるようになったのは非常に単純な理由で、「自然のサンゴ礁では大きな温度変化があるのに、どうして水槽では温度変化がタブーのよう言われるんだろう?。また魚に関しても温度差があると白点病になるとも言われるけど、これも本当だろうか?、自然の海ではもっと大きな温度変化があるのに・・・、ホントは水槽でも、しっかり朝夕で温度変化が有った方が良いんじゃないの?」なんて疑問があったので、それを実際に確かめたくて自分で思い通りの温度変化を再現できるサーモスタットを作成し、実際に温度変化を再現し始めた。

そして、今年で7回目の夏となり、6年間のテストを続けてきた事になる。

その6年間で蓄積してきた温度データから判断できる事は

サンゴにとっても魚にとっても、1日で5℃程度の温度変化など、まったくダメージにならないどころか、どちらかと言うと、逆に温度変化があるほうがサンゴも魚も元気になる。元気になるというより、強くなると言った方が正しいかも知れない。

これは随分以前の記事でも書いた記憶があるけれども、ここで言うように大きな温度変化があったほうが強くなる、と言うのは全ての生体がという事ではなく、今まで温度変化の少ない環境(しっかり温度管理された水槽)で大切に育てられてきた魚は温度変化に対して弱い体に育ってしまってるので、大きな温度変化のある環境に入れれば、その温度変化に対応できずにダメージを受けるかもしれないし、逆に管理不行き届きな環境で育ってきた生体は環境変化にも強いので、管理されながら大きな温度変化のある環境へ入れれば尚、強くなる。言い方を変えると、今まで過保護に育てられてきた生体は、この先も過保護のまま育ててやらないとすぐに体調を崩してしまうけど、逆に海で捕獲されて間もない個体で、まだショップの水槽環境に染まっていないような個体だと、こんな環境に入れてやると強く育つのかも知れない。

ここまで書くと、今までどうして、できるだけ温度変化が少ない環境で育てるべきだと言われ続けてきたのかが分かるかと思う。

要するに、捕獲されてショップに入り、その後各キーパーの元で育てられた生体の中でも、よりしっかりととした設備の中で大切に育てられた生体ほど、温度変化の少ない環境で育ってるものだから、悪い言い方をすると「弱い子」に育ってしまう。弱く育ってしまった子は少しの温度変化で体調を崩して白点病になったりするので、できるだけ温度変化の無い環境を維持してやらなければならないし、そうすればより弱い子に育ってしまう。大切に育てられた生体ほどその傾向が強くなるので、一般的に「できるだけ一定の温度で育てるべきだ」という説は間違っていない。

言い方を変えると、「一定の温度で育てるべき生体」に育て上げてしまってるという事でもある。


しかし、だからと言って、他のアクアリストに温度変化を再現する事を奨めるか?、と言うと、私は決して人に奨めたりはしない。なぜなら、自分の思い通りに温度変化をつける事のできるサーモスタットなど一般には販売されていないので、お金を出して器具を買えばできるという事ではなく、どうしてもやりたければ自分でサーモスタットから作るしかないんだけど、実際に自分でやってみて決して簡単な事では無かったのも事実なので、そう簡単に人に奨めるわけにはいかない。


ただ、こうした環境で育ててきたサンゴや魚は30℃を超えても平気な顔をしているのは間違いない事実なので、私はこの環境をこれからも再現して魚やサンゴがどんな風に育っていくのか観察していく事にする。

とりあえず10年間は続けてみよう。

コメント

凄く興味深いデーターと考察ですね!
サカナもサンゴも元気だとある程度は免疫力ってのがあるんでしょうね。

サンゴの場合、褐色化した固体は白化しにくく、キレイな個体ほど急にベロ~~ンってなっちゃう事ありますよね。
たぶん褐虫藻がかなり抜けている状態だからキレイに見えてただけなのかも=弱ってる?ってことなのかな?
やっぱ、パステルよりも色濃く育てる方が丈夫に育つように思えますね。

◆J.タナカさん

おはようございます

ここまでの結果から、まず間違いなく免疫力があるという事だと思います。
普通に考えれば、温度変化の少ない環境で育てば、温度変化に弱い体に育つでしょうし、無菌状態で育てれば雑菌に弱い体に育つのは当たり前ですからね。

サンゴでも環境が悪くなって死んでいくとき、確かに色の薄い部分から先に死んでいき、生き残るのは色の濃い部分になる場合が多いので、私もやはり色の濃いサンゴに育てるのは大切な事だと思います。

まったく同感です!!
うらやましいシステムです(^^)

◆デトリタスさん

長期間のテストを続けてきてやっと答えが見つかりましたよ!!

まさに、自然のまんまですね!
後は潮の干潮ですね!(^^)

◆デトリタスさん

塩の干満は再現したいんですけどね。
装置がもっと大げさになるので考え中です(笑)

やはり思案中でしたか!!


楽しみです!!月に一度くらいでよいかもですねー!!

◆デトリタスさん

太陽光ブリードタンクで直射日光を浴びた状態で日干しにしたり、雨が降ってるなかで干上がらせてみたり、自然のままの干満を再現したりして、サンゴの本当の強さを確認したいですね。

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